二字の架け橋イラスト

 

「二字の架け橋」とは、前句(お題句)のおしり二字をつないでいくしりとり句会。
お題句に選ばれた方をニジラーと呼ぶ。
選ぶのは、らまる。性格は、気まま、きまぐれ。
瞬発力と発想力に驚いたら選ぶ傾向あり。

 

■前回までの二字句

(07/04) 追い越していった南風にあの子の香  なまけもの
(07/11) 逃れ逃れ辿り着いたら御来迎  スギモト
(07/18) 講堂の山を背負ひて時鳥  菫久
(07/25) 鱚釣りや干潟に脚立点々と  川端こうせゐ
 

この週末は、高知県と愛媛県の境目、天狗高原に行っておりました。1400メートルの山中だと、めちゃくちゃ涼しくて、むしろ寒い時もあるくらいで、ひざびさにひんやりした空気に幸せを感じておりました。そして明日8/2は、国立大洲青年の家でこどもたちと屋外散策のイベントを予定しています。急転直下の温度差で、ちょっとビビっております。みなさまも、熱中症などくれぐれもお気を付けください。さて、お待たせしました、7月31日〆切の結果発表〜。

 

■候補句

「んとねんとね」話尽きぬ児夜半の夏    川端こうせゐ
←夏休みの夜は更けてゆくのであります。

 

ンとソシとツ間違えないでねヒヤシンス    スギモト
←確かに、カタカナ習いたての子には、ハードル高い。

 

んとこしょ坐るも立つも木下闇    菫久
←どっこいしょ。木の陰に涼をもとめるよ。

 

「ん」「どしたん」「なんもないよね」熱帯夜    やゆよ
←スムーズな伊予弁の会話です。

 

「ん」と「む」とは親戚ですが夏念仏    ひでやん
←ねむぶつ。

 

んどうしよう入道雲から下りれない    水かがみ
←それは困った。なんで上がった(笑)

 

んと沢山咲きし金柑の花    俳菜ひろこ
←うーんと咲いて。たくさん実を付けてくださいな。

 

んどんとかそうめんばかりのばんごはん    なまけもの
←「んどん」わろた。暑いからね〜。

 

■第165回ニジラー&お題句

 

「んとね」「あのね」分かってほしい遠花火  しゅん

 

 本日のニジラーは しゅんさん。そうそう、昔から難題になるとスイッチ入るんだよなぁ、しゅんさん。さて、「んとね」「あのね」、説明したいがうまくいえないもどかしさ。どんな関係性なのか想像するとわくわく。親子とも、思春期の男女とも。遠花火というのがしっとりしていいですね。花火の上がる音がまばらで、たまの沈黙が、人間関係を少し進ませるか。

 

■次回兼題「なび」「なひ」「なぴ」で始まる一句。


■〆切:8月7日(月)正午
↓↓↓下のコメント欄まで

 

■ルール
1.前の句のおしり二字がお題
濁音、半濁音のアレンジはOK。
前句が「かな」で終わった場合、「かな」「がな」がお題。
前句が「葉っぱ」で終わった場合、「っぱ」「っは」「っば」「つは」「つば」「つぱ」「づは」「づば」「づぱ」が
お題。
2.お題から始まる俳句をコメント欄に投句(一人何句でもOK)

 

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2023年8月号に掲載の投稿締切一覧です。

 

 

 

 

8月3日(木)締切


疑似俳句対局計画(選者:川又 夕さん)

投稿フォームのみで受付。

投稿フォーム https://marukobo.com/taikyoku/

 

 

 

 

 

8月20日(日)締切

 

カウントダウンタイマー

 

呑む呑め呑もう句(選者:らくさぶろうさん)

今月の「呑」に選ばれた方には、ハタダさんより「ハタダ金時のさぶ」をプレゼント!!

投句に俳号、本名、住所、電話番号を添えてお送りください。

投稿フォーム https://marukobo.com/nomu/

メールでの宛先  nomu@marukobo.com

*件名に「呑む呑め呑もう句」係としてお送りください。

 

 

100年投句計画

・選者三名による 雑詠俳句計画

  (選者:桜井教人さん、関悦史さん、阪西敦子さん)

・自由律俳句計画(選者:玉井貴子さん)

・俳クロスワード計画(出題:山澤香奈さん)

   ※「雑詠俳句計画」では、寄せられた投句を一括して、 各選者が選句します。

     各選者に宛てて個別の投句を行うものではありません。

※「雑詠俳句計画」「自由律俳句計画」はそれぞれ2句まで投稿できます。

※「俳クロスワード計画」は繋げてできる答えの言葉をお送りください。

※俳句(投稿)に、氏名、(あれば)俳号、電話番号、住所を添えてお送りください

投稿フォーム https://marukobo.com/toukou/

メールでの宛先  magazine@marukobo.com

*件名に「100年投句計画」係としてお送りください。

 

 

短歌の窓(選者:渡部光一郎さん)

自作の短歌(2首まで)に俳号、本名、住所、電話番号を添えてお送りください。

投稿フォーム https://marukobo.com/tanka/

メールでの宛先  tanka@marukobo.com

*件名に「短歌の窓」係としてお送りください。
 

 

百人百様 E-haiku(選者:菅 紀子さん)

自作の俳句と、それを英語俳句にしたもの(2句まで)に俳号、本名、住所、電話番号を添えてお送りください。

投稿フォーム https://marukobo.com/eigo/

メールでの宛先  eigo@marukobo.com

*件名に「百人百様 E-haiku」係としてお送りください。
 

 

 

 

 

随時募集

 

俳句の放課後

対象・小、中学生
内容:俳句に、氏名、(あれば)俳号、学校名、学年を添えてお送りください。
メール宛先:magazine@marukobo.com

*件名に「俳句の放課後」係としてお送りください。
 

 

俳句ラフィティー

内容:いろんなものに俳句を落書きして、それを写真に撮ってお送りください。
メール宛先:magazine@marukobo.com

*件名に「俳句の放課後」係としてお送りください。
 

 

箴言詩コーナー

内容:箴言詩の川柳や俳句、箴言詩へのツッコミ、ヤジなど、お気軽にご応募ください。
メール宛先:magazine@marukobo.com

*件名に「箴言詩」係としてお送りください。

 

 

特集コーナーへの感想など

内容:特集記事(今月は奉祝之連歌、タイニーバレエ吟行会など)への感想ご意見など、お気軽にご応募ください。
メール宛先:magazine@marukobo.com

*件名に「感想」係としてお送りください。

 

 

 

2023年8月15日(火)締切

 

新・100年の旗手 連載者募集

内容 2023年10月号に掲載できるタイトル付きの10句
メール宛先:magazine@marukobo.com

*件名に「100年の旗手応募」係としてお送りください。

 

 

 

◆郵送またはFAXでの送り先

各投稿に、本名、俳号、住所、電話番号を添えてお送りください。

 

二字の架け橋イラスト

 

「二字の架け橋」とは、前句(お題句)のおしり二字をつないでいくしりとり句会。
お題句に選ばれた方をニジラーと呼ぶ。
選ぶのは、らまる。性格は、気まま、きまぐれ。
瞬発力と発想力に驚いたら選ぶ傾向あり。

 

■前回までの二字句

(06/27) 御用達紋付袴賀茂葵  川端こうせゐ
(07/04) 追い越していった南風にあの子の香  なまけもの
(07/11) 逃れ逃れ辿り着いたら御来迎  スギモト
(07/18) 講堂の山を背負ひて時鳥  菫久
 

先週はまだ梅雨明けてなかったのか。明けたとたん、蝉の鳴き声がすごいですね。自然てやつはすごいぜ。お待たせしました、7月24日〆切の結果発表〜。

 

■候補句

傷メイクし丹下左膳の夏芝居    スギモト
→時代劇のヒーロー!

 

■お題でもない限りなかなかキスの句はつくらないからニジ偉大。うふふふの恋句。
キスしてね昼寝から覚む猫の熱    水かがみ
キス寸前まで近づいて熱帯魚    ひでやん
キス甘くビルの屋上大花火    俳菜ひろこ

 

黄水仙だった鉢植え蟻の列    福ロウ波
←そうね、もう、水仙とか終わってるもんね。

 

キスリング描く女性の眼麦の秋    かおり
←キスリングの絵も素敵。今やってるマティス展行きたいなぁ。

 

ぎすぎすのねじれもどせぬねじればな    やゆよ
←ねじれ花、ねじばな。あの形かわいいよねぇ。

 

奇数日は営業してるあんみつ屋    なまけもの
←夏の甘味、あんみつ。最近は、豪華なかき氷もふえましたな。

 

■お便り付き句
○傷薬胸に垂らして夏の果/ニジラーありがとうございました。深読みしていただき感激です。姫路の書寫山圓教寺を思い詠んでみました。/菫久←読み方を思わず調べてしもうた。「しょしゃざんえんぎょうじ」

 

■第164回ニジラー&お題句

 

鱚釣りや干潟に脚立点々と  川端こうせゐ

 

 本日のニジラーは 川端こうせゐ さん。え、鱚ってこんな釣り方なん?と調べてみましたところ、干潟に脚立を立てて、釣っている古き良き写真を見つけました。脚立まで運んでもらって、お弁当を届けてもらったりなどもするんだって。風流だなぁ。脚立のぽつぽつ立っている景色が、すごく絵になっています。そういう場所、今もあるのでしょうけど、現在は、河口近くとかで投げ釣りとかが多いような。鱚の天ぷら、食べたいなぁ。

 

■次回兼題「んと」「んど」で始まる一句。


■〆切:7月31日(月)正午
↓↓↓下のコメント欄まで

 

■ルール
1.前の句のおしり二字がお題
濁音、半濁音のアレンジはOK。
前句が「かな」で終わった場合、「かな」「がな」がお題。
前句が「葉っぱ」で終わった場合、「っぱ」「っは」「っば」「つは」「つば」「つぱ」「づは」「づば」「づぱ」が
お題。
2.お題から始まる俳句をコメント欄に投句(一人何句でもOK)

 

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二字の架け橋イラスト

 

「二字の架け橋」とは、前句(お題句)のおしり二字をつないでいくしりとり句会。
お題句に選ばれた方をニジラーと呼ぶ。
選ぶのは、らまる。性格は、気まま、きまぐれ。
瞬発力と発想力に驚いたら選ぶ傾向あり。

 

■前回までの二字句

(06/20) リスキーな風に任せる蜘蛛の子よ  ひでやん
(06/27) 御用達紋付袴賀茂葵  川端こうせゐ
(07/04) 追い越していった南風にあの子の香  なまけもの
(07/11) 逃れ逃れ辿り着いたら御来迎  スギモト
 

酷暑や極暑とはこのことだと感じる三連休でした。まだ梅雨明けしてないとはね。さて、お待たせしました、7月17日〆切の結果発表〜。

 

■候補句

幸運な日だって今日は日日草    かおり
← 四万六千日(しまんろくせんにち)とかですね。日日草、からもそう感じられました。

 

剛毛の団長の脛雲の峰    川端こうせゐ
←高校野球も始まり、応援団長活躍の季節到来。

 

校歌斉唱の高らかに夏の空    しゅん
←高校野球地区予選始まりました。愛媛は、いくつかの高校が集まった連合チームが多くてびっくり。

 

皇帝ペンギン夏休み震わせて鳴く    水かがみ
←そういえばペンギンて鳴くんだっけ?けっこうでかい声でがーがー言うてたか。

 

轟音と乾いた匂ひ草刈よ    俳菜ひろこ
←草刈り機で刈った後のなんともいえない生命力強い匂い。夏だなぁ。

 

幸運の女神よ当ててサマークジ    なまけもの
←当ててくれたら社会に有効に使うのだがなぁ。

 

豪勢に祝ふ白寿の鰹かな    ひでやん
←白寿、百歳に一足りないから、九十九歳。昔の人はネーミング天才やねぇ。高知の皿鉢料理が浮かびます。

 

後見人決めたよ白帝の朝    やゆよ
←後見人、白帝という硬めの言葉が響きあう。「白帝」とは秋の異称。

 

■第163回ニジラー&お題句

 

講堂の山を背負ひて時鳥  菫久

 

 本日のニジラーは 菫久さん 。講堂の(後ろまたは向こう)にある山を背負っている(かのような)時鳥(が鳴いている)。下五に何が出現するかで、がらりと景色がかわる一句なのでしょう。さらには、一般的には「講堂の山」ってなに?と思われるのかもしれません。時鳥は、子規のことを想定されているのかもしれません。書いてある17音はシンプルなのだけど、受け取る側が、勝手に、省略や暗喩を感じて解釈してしまいました。情報量が17音である所以の面白さ。
 

■次回兼題「ぎす」「ぎず」「きす」「きず」で始まる一句。


■〆切:7月24日(月)正午
↓↓↓下のコメント欄まで

 

■ルール
1.前の句のおしり二字がお題
濁音、半濁音のアレンジはOK。
前句が「かな」で終わった場合、「かな」「がな」がお題。
前句が「葉っぱ」で終わった場合、「っぱ」「っは」「っば」「つは」「つば」「つぱ」「づは」「づば」「づぱ」が
お題。
2.お題から始まる俳句をコメント欄に投句(一人何句でもOK)

 

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今月も山澤香奈さん渾身の問題をお楽しみください。

歳時記を用意しなくてはなかなか解けないマニアックな季語もあります!

 

 

 

※答えが季語のものは傍題も使っています。
参考文献:新日本大歳時記(講談社)、新歳時記(河出書房)、Wikipedia

 

ヨコのカギ

1 扁平で長い触覚をもつ、黒や茶色の昆虫の呼び方の一つ。見かけたら憎い。(夏・動物)
5 高原のキャンプ地等に建てられる、夏だけ開く木製の小屋。避暑やキャンプ用に。バ○○○ー。(夏・人事)
6 陰暦五月頃の日本で一番高い山のこと。(夏・地理)
7 害虫を防ぐ為、灯火で虫を誘い寄せ駆除する仕掛け。今は蛍光灯が多い。○○○灯。(夏・人事)
9 青梅に砂糖を加えて煮込んだもの。(夏・人事)
11 水のきれいな所に棲む、細身の蛙。涼しげな鳴き声を出す。○○か。(夏・動物)
12 ペルー原産のナス科の作物の花。白や淡紫色。地下茎を食べる。○○○○もの花。(夏・植物)
14 7月10日、観世音菩薩の結縁日。この日に参詣すると○○○○く千日分の功徳利益があると言われている。(夏・人事)
15 冷蔵庫が普及していない昔は、夏になると一夜でご飯が悪くなることが多かった。○○饐える。(夏・人事)
 

 

タテのカギ

1 〈○○○○や白よりいでし浅みどり/水巴〉(夏・植物)
2 ユリ科の多年草。地下茎を甘酢や塩漬けにする。カレーのお供としてよく出てくる。(夏・植物)
3 初夏になり、みずみずしい緑の葉をたくさん付けた樹木のこと。(夏・植物)
4 春の衣服を夏のものにかえること。○○○○え。(夏・人事)
8 熱帯・亜熱帯の海に棲む大形の、甲羅をもつ爬虫類。(夏・動物)
9 サケ科の淡水魚。体の輝きが虹をイメージさせる。○○○す。(夏・動物)
10 目の周りの白い縁取りがかわいらしい小形の鳥。(夏・動物)
11 端午の節句に用いられる、ある葉につつまれたお菓子。○○わもち。(夏・人事)
13 海の魚。体に七本の黒くて鮮やかな横縞がある。縞鯛とも。○○鯛。(夏・動物)
 

 

(マガジン19ページにヒントがあるよ!)

 

★A〜Eまで繋げてできる言葉をお送りください。

《ヒント》皆さん食べたことありますか?(夏・植物)
 

正解者の中から抽選で2名様に、

 

殿様ケンちゃん俳句手帳をプレゼント。

(杉浦非水・松山三越店またはアネモネ)


締切  7月20日(木)必着!


 

解答はこちらから!

http://www.marukobo.com/toukou/

 

今年もよろしくお願いいたします。

早速ですが、「象さん句会2023 − 4thシーズン」開催のご案内をお送りします。

毎週5句出しの句会を約1ヶ月間、計4回行います。
今回も3号室まで、定員30名(予定)にて開催します。

前シーズンを完走された方と、俳句を増産したいと思われる「百年百花」・「新100年の旗手」連載を行う強者たちがすでに集結。

参加希望の方は、下記のフォームにてお申し込み下さい。



●象さん句会エントリーフォーム



 

*フォーム送信後、後日マルコボ.コムより確認メールをお送り致します。そのメールの返信により、エントリーの完了とします。
*エントリーの順番で「1号室」「2号室」「3号室」に振り分けて開催します。
*定員は、象さん句会全室合わせて、30名の予定です。
*エントリー締切は7月17日(月・祝)です。先着順でエントリーを受け付けます。定員に達し次第締切とさせていただきます。ご了承下さい。

 

象さん句会2023 − 4thシーズン
参加メンバー募集

■句会の内容
・一週間を1サイクルとしたインターネット句会。
・5句出しの5〜10句選。特選句(1句)と並選句(4句)には 、選評有り。
・投句及び選句はGoogleドキュメント使用。
・参加無料。

■句会スケジュール
・第1回 7月23日(日)投句締切
・第2回 7月30日(日)投句締切
・第3回 8月6日(日)投句締切
・第4回 8月13日(日)投句締切

■参加に必要な条件
・第1回から第4回までの全てに参加出来る方
・パソコン用のEメールアドレスをお持ちの方
・Googleドキュメントを利用できる方

■一週間の流れ

(1)土曜日投句(5句)締切

(2)翌週の月または火曜日投句一覧発表

(3)水曜日までに選句(5〜10句)

(4)木または金曜日に選句結果発表

(1)に戻る(繰り返す)

■参加定員
・30名(先着順)

 

*象さん句会は、前回のシーズンに参加された方、俳句を増産したいと思われる「百年百花」・「新100年の旗手」連載者(予定を含む)から、優先的に募集を行っています。
*今回全ての回に参加出来なかった場合は、次回開催予定の象さん句会の優先募集の対象外となります。ご了承ください。

 

二字の架け橋イラスト

 

「二字の架け橋」とは、前句(お題句)のおしり二字をつないでいくしりとり句会。
お題句に選ばれた方をニジラーと呼ぶ。
選ぶのは、らまる。性格は、気まま、きまぐれ。
瞬発力と発想力に驚いたら選ぶ傾向あり。

 

■前回までの二字句

(06/13) ずかずかともの言う娘アマリリス  俳菜ひろこ
(06/20) リスキーな風に任せる蜘蛛の子よ  ひでやん
(06/27) 御用達紋付袴賀茂葵  川端こうせゐ
(07/04) 追い越していった南風にあの子の香  なまけもの
 

豪雨被害心配です。そして、急展開の猛暑。気候が極端すぎない?お待たせしました、7月10日〆切の結果発表〜。

 

■候補句

逃すなチャンスのその時あいの風    俳菜ひろこ
←チャンスは一瞬、幸運の女神には前髪しかない、ってか。


逃す入選夏痩せのまたすすみ    菫久
←夏痩せするほどの賞って、なんやろうねぇ。

 

野萱草したたかに増え続ける根    かおり
←したたかに、というのがリアル。たくましいよね。

 

野から野へ旅する如く夏の蝶    ひでやん
←アサギマダラだっけ?大陸わたってゆくやつ。

 

野から野へ劫暑を破(や)れ傘の僧侶    川端こうせゐ
←暑い。今日はいかん。暑すぎる。

 

退かなくてyogibo(ヨギボー)に昼寝する犬    なまけもの
←yogiboって、スケボーかと思ってたら、ビーズクッションのソファなのか(汗)。

 

NoKaOiな夏白波は私へと/(ノカオイはハワイ語で最高)    水かがみ
←「ノカオイ」、いいことばやー。

 

『のが』バカリズムの意味ない夏休み    ばら真理コ
←バカリズム脚本『ブラッシュアップライフ』は面白かったなぁ。

 

野隠れの狐狸を照らせる梅雨の星    福ロウ波
←狐や狸も、梅雨の合間の星にホッとしているのかも。

 

野毛赤く焼酎越しに灯るかな    ぐわ
←東京近郊の方には知られた飲み屋街なのね。「野毛飲み」いうとか。
 

■第162回ニジラー&お題句

 

逃れ逃れ辿り着いたら御来迎  スギモト

 

 本日のニジラーは スギモトさん 。とんでもないところまで逃れてきた模様。逃れてきて「御来迎」を見てしまったら、すべてを悟ってしまうかもなぁ。横文字でいうと「ブロッケン現象」。高山で日の出や日没前の太陽を背にしたとき、前方の霧にうつる自分の影が光線の具合で虹色の光の輪につつまれてみえることを、阿弥陀仏の来迎になぞらえていった言葉。夏の季語。山の頂上で見る日の出、または日の出を迎えることは「御来光」。御来光はみたことあるけどご来迎はまだないなぁ。季語になるってことは結構みなさん体験してるんだろうねぇ。

■次回兼題「ごう」「こう」で始まる一句。


■〆切:7月17日(月)正午
↓↓↓下のコメント欄まで

 

■ルール
1.前の句のおしり二字がお題
濁音、半濁音のアレンジはOK。
前句が「かな」で終わった場合、「かな」「がな」がお題。
前句が「葉っぱ」で終わった場合、「っぱ」「っは」「っば」「つは」「つば」「つぱ」「づは」「づば」「づぱ」が
お題。
2.お題から始まる俳句をコメント欄に投句(一人何句でもOK)

 

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二字の架け橋イラスト

 

「二字の架け橋」とは、前句(お題句)のおしり二字をつないでいくしりとり句会。
お題句に選ばれた方をニジラーと呼ぶ。
選ぶのは、らまる。性格は、気まま、きまぐれ。
瞬発力と発想力に驚いたら選ぶ傾向あり。

 

■前回までの二字句

(06/06) 方散虫積もるや梅雨の海静か  ぐわ
(06/13) ずかずかともの言う娘アマリリス  俳菜ひろこ
(06/20) リスキーな風に任せる蜘蛛の子よ  ひでやん
(06/27) 御用達紋付袴賀茂葵  川端こうせゐ
 

雨量のすごさにおののいてしまう。日本の気候は、かわってしもうた。排水機能も追いつかんよ。梅雨後半、どうかこれ以上、すごい雨がきませんよう。お待たせしました、7月3日〆切の結果発表〜。

 

■候補句

追ホップしたビール片手に太宰読む    スギモト
←追ホップとは何ぞやと調べたところ、生だったり乾燥してるホップをビールに投入して呑むのだそうです。この夏、やってみたい。

 

おいちょかぶ立膝の股宵祭    川端こうせゐ
←「おいちょかぶ」懐かしい。オイチョ(8のこと)、カブ(9のこと)はポルトガル語なんだって。。

 

追いやられゾクゾクするぜ水鉄砲    水かがみ
←「ゾクゾクするぜ」にゾクゾクしたぜ。

 

追い上げる九回裏の火神鳴    俳菜ひろこ
←「火神鳴」と書く方が、「日雷」よりもやはり字面の力あり、ドラマチックですね。


「おい」「おーい」久しき声や盆来る    やゆよ
←親戚一同もだし、ご先祖様も戻ってきてくれたような。


花魁の内八文字や花の塵    菫久
←いままでこの字をなぜおいらんと読むのか考えたことがなかったですねぇ、そして、この度調べてみたけど諸説ありよくわからなかった。

 

追い払う蚊と知恵比べする夕べ    かおり
←かゆくなければ、病気とか媒介しなければ、吸ってもらってかまわんのですけどねぇ。

 

オイスターソースを切らす荒梅雨よ    ひでやん
←オイスターソース最強。なんでも美味しくなる。

 

置いてけぼりやぎょうさんのバナナかな    ばら真理コ
←この時期やから傷むから持って帰ってや〜。

 

■第161回ニジラー&お題句

 

追い越していった南風にあの子の香  なまけもの

 

 本日のニジラーは なまけものさん 。映画のワンシーンのよう。語順も巧みやなぁ。読者は、まずは追い越していった南風を想像するのだけど、「あの子の香」の出現で、また、違うシチュエーションを想像させられるのです。実際にあの子が追い越していった現場、ともとれるし、南風からあの子を連想する香りがして、今はいないあの子をふと思っているとも。素敵です。夏の日のきらきらです。

 

■次回兼題「のか」「のが」で始まる一句。


■〆切:7月10日(月)正午
↓↓↓下のコメント欄まで

 

■ルール
1.前の句のおしり二字がお題
濁音、半濁音のアレンジはOK。
前句が「かな」で終わった場合、「かな」「がな」がお題。
前句が「葉っぱ」で終わった場合、「っぱ」「っは」「っば」「つは」「つば」「つぱ」「づは」「づば」「づぱ」が
お題。
2.お題から始まる俳句をコメント欄に投句(一人何句でもOK)

 

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